羽毛掛け布団でも、同じ水鳥グース(がちょう)とダック(あひる)とでは品質が大きく異なります。羽毛掛け布団のグースは、羽毛掛け布団のダックに比べて体が大きく、ひとつひとつのダウンも繊細で大きく保温性に優れ、羽毛掛け布団が丈夫で長持ちします。また、羽毛掛け布団の品質の良いグースの羽毛を採取するためには、高緯度の寒い地域で、ハンドピック(手摘み)されたものに限られます。羽毛掛け布団ダックの多くは中国などの比較的暖かい地域で食用に飼育されています。
羽毛掛け布団の羽毛は、北緯50°前後に位置する産地のグースが高品質といわれています。それは、寒さから身を守る防寒機能が優れており、羽毛掛け布団に使用されたときにもその優れた保温機能を発揮するからです。
羽毛掛け布団の中でも未成熟な羽毛は小さく羽枝が不揃いなため、空気を十分含むことができません。したがって弾力がなく保温力に乏しいものになります。このようなダウンを使っているものはいくらダウン率が高くてもよい羽毛掛け布団のとはいえません。
羽毛掛け布団の品質の目安のひとつにかさ高表示があります。これはダウンの品質を数字で表した場合、最も信頼できるもので、もちろん羽毛掛け布団のかさ高数値が高ければ高いほど、ダウンの品質がよいものとされています。
アイダー羽毛掛け布団は、厳寒の北極地方にしか生息しないアイダーダック。その採取料は極めて少量のため、大変希少価値の高いものです。厳寒の大自然、アイスランドやグリーンランド地方の海岸にのみ生息するアイダーダック(毛綿鴨)。厳しい寒さから体温を守るため、全身を覆う羽毛は特にフワフワと、弾力性に富み保温性に優れており、超高級品として世界に比べるモノがないと言われています。
このアイダーダウンの大きな特長は、一般のダウンが直接水鳥から採取されるのに対し、アイダーダックの巣から採取されるという事です。アイダーダックは、この巣の中に自らの胸から取ったすばらしく良質のダウンを敷き詰め、厳しい寒さから自分たちの卵やヒナを守るのです。
こうして無事にひな鳥が巣立ったあとで、そのダウンを採取しますが、その量は大変少量で、わずか20gほど。その上、アイダーダック自信が大変厳しい法律によって保護されているため、年間2000kg以上のダウンの確保は大変困難で、希少価値の高いモノとなっています。またダウンの採取方法や洗浄方法も熟練の専門家によって丁寧に、時間をたっぷりかけて行われているため、そのすばらしい特長や品質が損なわれる事がありません。
<アイダー羽毛ふとん ゼウス>
■サイズ:155×215(シングルサイズ)
■羽 毛:アイダーダウン95%、その他羽毛5%、1.0kg
■生 地:表生地ペルー産チンチラ160匹、裏生地綿100%超長綿
■カラー:グレー
■キルト:立体キルト
■製造 :日本
■店長の一言 京都西川の最高峰のアイダー羽毛ふとんになります。商品の都合上、ご注文頂いてからの生産となりますが、チンチラの色合わせなどにより、ご注文から半年程度の納期を必要としますのでご了承下さい。ご注文の前にお問い合わせ下さい。京都西川の展示室に1枚だけ在庫があり見せて頂きましたが、まず驚いたのはこの商品を作ろうと考えた京都西川がスゴイですね。さらにスゴイ事は、この商品が売れたという事実です。ゴージャスな眠りをお届けします。
★京都西川アイダー羽毛ふとん シングルサイズ
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